血液検査の結果からたんぱく質の不足を調べる方法

たんぱく質代謝

健康診断などの血液検査の結果から、自分の身体の中でたんぱく質が足りているかどうかを栄養学医的な視点から簡単にチェックする方法をお伝えします。

血液検査の結果からたんぱく質の充足度を予測する

たんぱく質は、筋肉や骨、内臓器官、血液、ホルモン、酵素、皮膚、毛髪などの材料になります。
それ以外にも、血液中で他の栄養素と結びついて必要な場所まで運ぶ「キャリアたんぱく」という大切な働きもあります。
たんぱく質が不足すれば、当然身体の至る所で不具合が出てきます。

健康診断などの血液検査の結果から、自分の身体の中でたんぱく質が足りているかどうかを栄養学的な視点からチェックすることができます。

ただし、これらはあくまでも目安ですので、身体の状態について断言したり、診断したりできるものではもちろんありません。
さらに、血液検査の結果は、脱水・炎症や薬の影響、その他にも様々な要因によって実際の値とは異なるデータが出る場合もありますので、注意が必要です。

(「データのマスク」もチェックしてみてください)

身体の中でたんぱく質が足りているかどうかを知るために使える主な検査項目

お手元に血液検査のデータがある方は、早速以下の項目をチェックしてみましょう。
尚、以下の項目の一つだけを見てすぐに栄養素の過不足を判断するのではなく、複数のデータを照らし合わせて見ていくことがとても大切です。

 

アルブミン

総蛋白

総コレステロール

尿素窒素

γ‐GTP

コリンエステラーゼ

AST・ALT

 

これらの値が低い場合は、食事の摂取量が足りない、または、食べているわりに低いならば消化力が足りないということが考えられます。たんぱく質の代謝には特に、消化の状態が大きく影響します。(→ペプシノーゲンやアミラーゼもチェック!)

たんぱく質不足がある場合は、食事の内容だけでなく、胃腸の状態を整え、消化対策を考慮した対策をしていくようにしましょう。

 

 

 

 

 

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