血液検査の「クレアチニン」からわかること

血液検査の「クレアチニン」について説明します。

クレアチニン(Cr)とは

クレアチニン(Cr)は、筋肉が運動するための重要なエネルギー源となる「クレアチンリン酸」という物質が代謝されたあとにできる老廃物です。

血中のクレアチニンは、腎機能の指標として使われます。クレアチニンは腎臓でろ過されて尿として排出されるため、血中のクレアチニンの濃度が上昇していることは、腎臓の機能が低下しているということを意味するのです。

また、クレアチニンは筋肉量と相関するので、女性よりも男性の方が値が高い傾向が見られます。

クレアチニンが高値の場合

クレアチニン値の目安はだいたい0.6~1.1ぐらいです。

クレアチニンは腎機能障害で高値になる他、脱水、溶血、筋力運動でも高値になります。

降圧剤や解熱鎮痛抗炎症薬、利尿薬を飲んでいる場合、種類によっては高値になることがあります。

クレアチニンが低値の場合

クレアチニンは筋肉量を反映するので、たんぱく質が不足している人や、高齢者や長期臥床者など、筋肉量が低下している人では低めで、基準値を下回ることが多くなります。

その他にも、肝障害や甲状腺疾患、筋ジストロフィー、妊娠などでも低値になることがあります。