血液検査の「総蛋白(TP)」からわかること

総蛋白(TP)とは

総蛋白とは、文字通り血液中に含まれるたんぱく質の総和のことで、アルブミンとグロブリンを合わせたものになります。


総蛋白の目安は7~7.5ぐらいが理想です。
総蛋白だけでなく、アルブミンやA/G比(アルブミンとグロブリン濃度の比)があれば、そちらも併せて見ると良いでしょう。

総蛋白が低値の場合

総蛋白が低値(7以下)の場合、たんぱく質合成能低下、酵素不足、ビタミンB群不足、異化亢進、肝機能低下、たんぱく質が腎臓で排泄され過ぎているなどといったことが考えられます。

 

総蛋白が高値の場合

 

総蛋白やアルブミンかなり高い場合、たんぱく質が体の中にたくさんあって望ましい状態なのか、というと、そういうわけではなく、この場合、脱水の影響によって実際の値よりも高くなっているということが考えられます。
見るからに栄養状態が良くなさそうなのに、総蛋白が7以上・アルブミンが4.5以上という風に、数字だけ見るととても理想的な値の場合は、実際にはもっと低い値であると考えられます。
また、例えば総蛋白が9を超えるような高値になっている場合は、身体のどこかで炎症が起こっているということが予測されます。(この場合、大抵はグロブリンが高値になっています。)

 

炎症たんぱく質 グロブリンについて

グロブリンとは、総蛋白の30~40%を占めるたんぱく質で、体内で炎症が生じた際(慢性炎症や免疫反応の際)に体内で多く作られます。(グロブリンはさらに、α1、α2、β、γに分けられ、α1・α2は急性期炎症で上昇することが多く、β・γは様々な疾患で上昇することが多い)
もしも検査項目の中に「A/G比」の項目があれば、そこもぜひチェックしてみましょう。
目安は1.8以上で、これよりもA/G比が低い場合は、
①アルブミンが低い(低栄養)
または、
②グロブリンが高い(炎症)
のどちらかであると考えられます。