コエンザイムQ10は、美容や老化防止に役立つ?!コレステロール低下薬による弊害とは?!

今日は、美容や老化防止にも役立つと言われているコエンザイムQ10の働きや、コレステロール低下薬による影響などについて説明します。

コエンザイムQ10とは?

「コエンザイムQ10」は補酵素の一つです。細胞内のミトコンドリアにたくさん含まれ、細胞のエネルギー源となります。ミトコンドリアとは、生命の維持や活動に必要なエネルギーを作り出す「工場」のような細胞小器官です。

コエンザイムQ10は、もともと心臓病の薬として使われていた成分でしたが、アメリカやオーストラリアのオリンピック選手などが心肺機能を高めるためにコエンザイムQ10を使っているということが知られるようになり、サプリメントとして爆発的な人気を得るようになりました。

コエンザイムQ10の働きとは?

エネルギーを生み出す

エネルギー産生の補酵素として必要なので、生きていくために不可欠な成分です。

心肺機能を高める

心臓のエネルギー源となり、心臓のポンプ機能を元気にすることで、血流をスムーズにします。

抗酸化作用

「活性酸素」による細胞膜の酸化は、老化を早めたり、様々な病気の原因となります。コエンザイムQ10は、エネルギーの代謝時に発生する活性酸素を除去する抗酸化物質としても重要な役割を持ちます。

歯周病を改善させる

歯周病のある人の歯肉中のCoQ10は低下していることがわかっており、サプリメント補給をすることで歯周病が改善したという報告もあります。

美肌に役立つ
コエンザイムQ10dは、美白効果やしわを取る効果も期待できると言われています。

その他にも、コエンザイムQ10が不足すると、動悸や息切れ、疲れやすさ、冷え、免疫力低下、痩せにくい、などといった症状を引き起こしやすいと言われています。

コエンザイムQ10は、老化と共に減ってくる?!

コエンザイムQ10は体内で合成することができるのですが、その合成量20歳をピークに加齢とともに減っていまい、体内濃度が下がってくることがわかっています。ですが、サプリメントでコエンザイムQ10を補給して細胞を元気にしてあげることで、心不全や虚血性心疾患が改善したという報告が多数あります。

通常の食物からCoQ10を摂れる量は1日10㎎程度なのですが、健康維持のためには100㎎以上(CoQ10の含有量が多いイワシでも20匹以上!)必要であると言われています。そのため、積極的にCoQ10の効果を実感したい場合は、サプリメント摂取が有効であると考えられます。また、胆汁酸産生力が低いと、脂溶性栄養素の吸収が悪く、CoQ10 や脂溶性ビタミンの吸収も悪くなって不足しやすくなってしまうため注意が必要です。

 

コエンザイムQ10サプリを摂るコツ

抗酸化ビタミンと共に摂る

コエンザイムQ10 をサプリメントで摂ることは、スポーツにより大量に発生した活性酸素を取り除きたい時や、持久力を高めパフォーマンスを維持したい時にも有効であると言われています。抗酸化のためには、ビタミンCやビタミンEとともにコエンザイムQ10を摂ることが効果的です。

食後に摂る

コエンザイムQ10は脂溶性なので、食後に2~3回にわけてこまめに摂ると良いでしょう。エネルギー産生を高めるためにビタミンB群と一緒に摂ると良いという点から見ても、食後に摂ることが有効であると言えます。

体内で利用されやすい形で摂る

コエンザイムQ10には「還元型」と「酸化型」がありますが、体内で作られるコエンザイムQ10 は「還元型」。酸化型の場合の形で摂った場合、加齢やストレス、体力低下などで還元型に変換する能力が落ちてしまうので、還元型で摂った方が、体内で利用されやすいと言われています。

コレステロール低下薬に注意

コエンザイムQ10の体内での生合成は、「メバロン酸」という原料を使って行われます。この「メバロン酸」は、コレステロールを合成する時の原料にもなります。

血中コレステロール低下剤として有名な「スタチン」には、メバロン酸を産生する酵素活性を阻害して、コレステロールを低下させる働きがあり、それと同時にコエンザイムQ10も低下させてしまうのです。実際に、スタチンの投薬によって、血中のコエンザイムQ10濃度が著しく減少したという報告がなされています。

また、偏頭痛の薬や血圧降下薬の中にも、スタチンと同じように、コエンザイムQ10の合成を阻害するものもあります。

コエンザイムQ10が不足すれば、ミトコンドリア機能が低下し、起立性調節障害や慢性疲労、さらに、全身の細胞機能が低下してきます。

コレステロール低下薬や血圧降下薬を飲むことは、貴重なコエンザイムQ10 の合成を阻害してしまうことになるので、安易に薬を飲むべきではないということですね。

栄養療法を専門とするクリニックでは、どうしてもコレステロール低下剤を飲まなければならないような場合には、CoQ10をサプリで補うことが薦められることが多いようです。(薬を服用中でサプリメントを飲む場合は、必ず医師や薬剤師に相談しましょう)

 

偏頭痛を引き起こしすい食べ物とは?

今日は、偏頭痛を引き起こしやすい食べ物についてです。

偏頭痛は、体質や生活習慣など様々な要素が原因となって起こっていると考えられるので、そのような根本原因を取り除いて偏頭痛を起こしにくい身体を作っていくことが大切なのですが、つらい症状を少しでも起こさないようにするために、偏頭痛を起こしやすい食べ物について知っておきましょう。 “偏頭痛を引き起こしすい食べ物とは?” の続きを読む

疲れやすい人は、血液検査のLDHをチェックしてみましょう

LDHとは

血液検査データの「LDH=乳酸脱水素酵素」について説明します。

ちなみに、「LDH」は、Lactate(乳酸) DeHydrogenase(デヒドロゲナーゼ)=「乳酸脱水素酵素」のことです。

この酵素はその名の通り、乳酸を分解する働きをします。解糖系と糖新生の両方に関わるため、ぶどう糖がエネルギーに変換されるために欠かせません。

LDHが高値の場合

LDHは赤血球の中に多く含まれます。例えば、細胞膜の健康に関わるビタミンEが不足していたりすると、赤血球が血管内で壊れやすくなり、LDHの値が少し高く出るようになります。(詳しくは、「溶血」についてチェック!)

LDHの値が高めで、ビリルビン値もという人は、溶血の可能性が高いと言えます。この場合、MCVなども大きくなっていないかどうかチェックしてみましょう。

LDHはその他にも、組織が壊れる心筋梗塞や筋疾患などがあると、AST・ALT・CK・CPKと併せて上昇します。また、脂肪肝、アレルギー、アトピー、運動直後(筋肉運動の影響)、細胞破壊亢進、甲状腺機能低下、慢性腎炎など、そして降圧剤の種類によっても高値になることがあります。

このように、LDHを上昇させる因子はたくさんあるので、血液データを読むときにはデータのマスクを考慮していく必要があります。

 

尚、小児や成長期の場合も、LDH値は高くなります。

LDHが低値の場合

LDHが低いと、乳酸分解がスムーズにできず疲れが取れにくくなってしまいます。LDHが低値の場合、他のデータとあわせてナイアシン欠乏症を予想することができます。なぜなら、この酵素が働くためにはナイアシンを必要とするからです。ナイアシンは、エネルギーを生み出すためにも欠かせない栄養素なので、LDHが低い人はエネルギー不足のため元気がなかったり、疲れやすいと感じていたりすることが多いです。

また、LDHが低いと神経過敏にもなりやすく、うつ病、神経症、統合失調症の発症リスクが高まるということがわかっています。

LDHは180~200ぐらいはあるのが理想的です。100代前半だったりする人は、相当疲れやすさを感じているかもしれません。逆に、身体の状態が良くないのにLDHがばっちり200以上あるという人は、どこかの組織にトラブルがあってLDH値が上がっているのかもしれないと考えられます。

アレルギーがある人も要注意です。アレルギーの人はナイアシン欠乏があってもこの値が高めになるため、ナイアシンの不足症状に該当する場合は、LDH値が十分でもナイアシン欠乏である場合もあります。

 

ナイアシンについて

ナイアシンとは、ビタミンB群の一種で、ビタミンB3(ニコチン酸)とも呼ばれます。ナイアシンにはたくさんの働きがあります。特に、三大栄養素の代謝に必要で、循環系・消化系・神経系の働きを促進します。また、お酒を飲んだ時の悪酔いの原因となるアセトアルデヒドを分解し、二日酔いを防止する働きもあるという点も要注目です。

ナイアシンは、魚や肉、卵、豆類など、たんぱく質を多く含む食材に豊富に含まれるだけでなく、たんぱく質に含まれるトリプトファンから合成されます。トリプトファンの合成が行われるのは身体の中だけでなく、腸内の腸内細菌からも、トリプトファンからナイアシン合成が行われます。

そのため、LDHが低い場合は、摂取量が少ないというだけでなく、腸内環境が悪い→ナイアシン不足→LDH低値となっているということも考えられます。

 

まとめ

・LDHは、乳酸を分解する酵素で、エネルギー代謝において欠かせない。

・LDHは、溶血、心疾患、脂肪肝、アレルギー、アトピー、運動直後(筋肉運動の影響)、細胞破壊亢進、甲状腺機能低下、慢性腎炎、薬の影響などで高値になる。

・LDHが低い場合、ナイアシン不足が疑われる。ナイアシン不足は、エネルギー不足だけでなく神経疾患を引き起こすこともある。

・ナイアシン不足がある場合、食事内容だけでなく腸内環境を整えることが大切

 

 

 

「溶血」が起きているということは、全身の細胞が弱くなっているのかもしれません

 

「溶血」とは?

細胞の中で最も酸化ストレスを受けやすいのは、赤血球です。

溶血とは、赤血球が何らかの原因で壊れ、赤血球中に含まれるヘモグロビン(血色素)が血液中に出てきている状態のことです。 “「溶血」が起きているということは、全身の細胞が弱くなっているのかもしれません” の続きを読む

頭痛の意外な原因とは?!

慢性頭痛の9割は、「首こり」が原因?!

 

いつも頭痛薬が手放せない、何をやっても頭痛が消えない、頭痛のせいでやる気が出ない、、

頭痛って、本当に辛いですよね。

日本ではおよそ3000万人の人が、慢性的な頭痛で悩まされていると言われています。ざっと計算して3人に1人と考えると、ものすごい数字です。最近では子どもでも頭痛を訴える子が増えていると言われています。

脳神経外科医の青山尚樹先生によると、慢性的な頭痛に悩んでいる人を日々診ているうちに、ある共通点に気が付いたと言います。 “頭痛の意外な原因とは?!” の続きを読む