ナイアシン不足によって起こる症状と、不足原因、対策について。

 

疲れやすい、だるい、口内炎、舌が赤くなって痛い、肌荒れ、胃腸の調子が悪い、イライラしやすいなどの症状が気になる方は、ナイアシン(ビタミンB3)不足になっているかもしれません。そこで、ナイアシン不足による症状や不足原因と、その対策について解説します。

“ナイアシン不足によって起こる症状と、不足原因、対策について。” の続きを読む

ビタミンB2不足によって起こる症状と、不足原因、対策について。

唇の荒れや口角炎(唇の端がきれてかさぶたになる)、眼の疲れなどの症状が気になる方は、ビタミンB2不足になっているかもしれません。そこで、ビタミンB2不足による症状や不足原因と、その対策について解説します。

“ビタミンB2不足によって起こる症状と、不足原因、対策について。” の続きを読む

ビタミンB1不足による症状と不足してしまう理由、その対策について

パンやスイーツやお酒が大好きで、疲れやすい、気分が沈む、イライラする、頭痛や肩こりがつらい、といった症状がある方は、実はビタミンB1不足に陥っているかもしれません。そこで、ビタミンB1不足による症状や不足してしまう理由と、その対策について解説しています。

“ビタミンB1不足による症状と不足してしまう理由、その対策について” の続きを読む

亜鉛不足で肌荒れに?!亜鉛の働きと、不足によって起こる症状、不足の原因について。

最近疲れやすい、なんだか体調が悪い、肌が荒れやすい、風邪をひきやすい、抜け毛が気になる、病院で貧血と診断されて鉄剤を飲んでみたもののなかなか体調が改善されないetc. 、、そんな原因不明の不調の原因は、実は亜鉛不足からきているかもしれません。

“亜鉛不足で肌荒れに?!亜鉛の働きと、不足によって起こる症状、不足の原因について。” の続きを読む

認知症を防ぐ食生活と生活習慣

デールプレデセン博士の著書「アルツハイマー病 真実と終焉」では、認知症を予防・改善するための「リコード法」の詳細を紹介しています。プレデセン博士は、認知症の中でも代表的な「アルツハイマー病」などは、急に激しい物忘れやうつ状態などが表れるのではなく、40代ぐらいの頃から、明確な自覚症状がないまま20年近く進行し、60歳頃に症状が現れるころには、実は脳の中ではかなり進行した状態になっていると述べています。(一般には、この段階はアルツハイマー病の「早期」と呼びます。)そこで、この本で紹介されている、アルツハイマー病を予防・改善するための食生活と生活習慣について、以下にまとめました。

“認知症を防ぐ食生活と生活習慣” の続きを読む

アルツハイマー病を引き起こしやすい食生活とは?

「アルツハイマー病真実と終焉」の著者で、アルツハイマー病をはじめとする神経変性疾患の世界的権威であるデール・プレデセン博士によると、アルツハイマー病を起こしやすい生活習慣は以下のようなものであるとしています。

“アルツハイマー病を引き起こしやすい食生活とは?” の続きを読む

ビタミンCをたくさん摂るべき人とは?

 

体内でビタミンCを作ることができない私たち人間にとって、ビタミンCを食事から摂取することは欠かせません。ビタミンCの必要量を増大させる要因はたくさんあり、体調や状況に合わせてビタミンCを意識的にたくさん摂ることで健康増進に役立つということがわかっています。それでは、どんな時にビタミンCをたくさん摂った方が良いのでしょうか。

“ビタミンCをたくさん摂るべき人とは?” の続きを読む

ミトコンドリア機能をアップさせて細胞を元気にする方法

細胞の中にある小さな臓器たち

私たちの体を作っているのは約37兆個もの細胞であると言われていますが、その細胞一つ一つの中には、「細胞小器官」と呼ばれる特殊な「小さな臓器」が存在しています。

細胞小器官を呼ばれるものは、「リボゾーム」・「ゴルジ体」・「リソソーム」・「ペルオキシソーム」・「ミトコンドリア」・「小胞体があり」、それぞれが異なる機能を持ち、細胞機能のすべてを担っています。

ミトコンドリアの構造と働き

「ミトコンドリア」は、細胞内で「ATP」(=細胞のエネルギー源)を作りだす重要な場所で、「細胞の発電所」とも呼ばれます。

ミトコンドリアは、平坦な外膜と折り重ねられた形状の内膜の二重膜の構造から成り、内膜の構造は「クリステ」とよばれ、折り重なった形状がエネルギー生産をおこすための表面積を増大させています。内膜に囲まれた中央の空洞の部分は、「マトリックス」と呼ばれます。マトリックスには、ミトコンドリア内の代謝機能に関わる酵素がたくさん存在しています。

細胞にしっかりと栄養素を送り届け、ミトコンドリアを最適な状態で機能させることは、豊富なエネルギーを供給し私たちが元気に生きていくために欠かせません。

ミトコンドリア機能と、「小胞体ストレス」

ミトコンドリアは細胞機能の中でも非常に重要な役割を持つ部分でありながら、とてもダメージの影響を受けやすい小器官でもあります。

なぜなら、ミトコンドリア内で行われるエネルギー(ATP)の産生は、酸素を必要とする反応なので、それに伴い活性酸素の害も受けやすくなるからです。また、ミトコンドリアと同じく細胞小器官の一つである「小胞体」との関りが非常に深く、ミトコンドリアと小胞体は互いに影響しあいながらその機能を保っています。

小胞体には、物質の合成と輸送という大切な役割があります。中でも注目したいのが「たんぱく質の工場」としての役割です。

たんぱく質は、遺伝情報に基づいてアミノ酸が配列され、そのアミノ酸配列に応じて固有の立体構造に折りたたまれて作られていきます。ところが、小胞体機能に異常があると、立体構造が乱れたたんぱく質が作られてしまいます。たんぱく質の立体構造は少しでも乱れていると、たんぱく質として機能しなくなってしまいます。すると小胞体からたんぱく質が出荷できずに「便秘」を起こして太ってきてしまいます。これを、「小胞体ストレス」といいます。小胞体とミトコンドリアには接触部位があり、お互いに影響をしあっているため、どちらかの機能が落ちるともう一方の機能低下に影響する、という現象が起こります。

したがって、小胞体ストレスをなくすことは、ミトコンドリア機能を上げるために重要ですし、ミトコンドリア機能を上げることは、小胞体機能を上げるためにも重要であるということになります。

 

小胞体ストレスをなくすために重要なキーワード①「オートファジー」

例えば、ガンなどの疾患は、細胞の「アポトーシス」がうまくできないことによって起こると言われています。

「アポトーシス」とは、細胞が必要に応じて(遺伝的な指令に基づいて)死ぬこと、つまり、プログラムされた細胞死のことです。アポトーシスは、不必要な細胞を除去するシステムとして働きます。

プログラムされた細胞死には、「オートファジー」と呼ばれるシステムもあります。「オートファジー」は、細胞内のたんぱく質を分解するための仕組みで、栄養環境が悪化した時(飢餓時)にたんぱく質のリサイクルを行うシステムです。つまり、細胞内の不要なたんぱく質を分解することで、飢餓時の生存システムとして働きます。これによって、小胞体ストレスが解消されます。

アポトーシスやオートファジーがうまく働けば、危険な細胞や細胞内の老廃物、損傷したミトコンドリア、変性したたんぱく質等を除去することができ、それが疾患の発症を抑制できると言われています。

 

小胞体ストレスをなくすために重要なキーワード②「ヒートショックプロテイン」

細胞内の小胞体ストレスがある状態とは、たんぱく質の不良在庫をたくさんかかえてしまっている状態。

このような状態では、小胞体と運命共同体ともいえるミトコンドリアの機能にも影響が出て、エネルギー生産がしづらくなり、身体全体の機能に悪影響が起こります。そこで、オートファジー機能を活性化させて小胞体の在庫を一掃して、正しい立体構造のたんぱく質を作れるようにしてあげれば、小胞体ストレスが改善され、ミトコンドリアも活性化して、細胞が元気になるというわけです。これは、ガンなどの疾患の予防にもつながります。

そのために役立つのが、「ヒートショックプロテイン」(分子シャペロン)と呼ばれる物質です。
ヒートショックプロテインは、たんぱく質分子が正しく折りたたまれるのを助けてくれるたんぱく質で、細胞に短期的な刺激が加わることで出てくることが分かっています。

つまり、適度なストレスは、分子シャペロンを作ることを促してくれるので、細胞にとって良い刺激になるということです。

ヒートショックプロテインは、不良たんぱくを良いたんぱくに修復するだけでなく、細胞の障害がひどく修復不可能な時は、細胞を死へ導いてくれる(=アポトーシスを促す)といわれています。

ミトコンドリア機能をアップさせるための具体的な方法

ミトコンドリア機能をアップさせるには、細胞を活性酸素の害から守り、必要な栄養を十分与え、小胞体ストレスをなくしていくことが重要となります。

①栄養素の補給

ミトコンドリアの働きを良くする栄養素としてよく知られているのは、ビタミンB群、コエンザイムQ10亜鉛マグネシウムなど。ミトコンドリアを酸化の害から守るために、抗酸化ビタミン(ビタミンA・C・E)をはじめとする抗酸化作用のある栄養素も積極的に摂るようにしましょう。コエンザイムQ10は、抗酸化作用がある栄養素としても重要です。また、細胞内にしっかりと栄養素を送り届けるためには細胞膜の流動性を高めてくれるフィッシュオイルも有効であると言われています。(摂取のタイミングは寝る前が〇)

②ヒートショックプロテインの活性化

ヒートショックプロテインを刺激するための適度な刺激として、高地トレーニング(低酸素トレーニング)、寒中水泳、一分間の息止め、朝日を浴びる(紫外線)なども有効であると言われています。温熱療法でヒートショックプロテインを増やすというのも、おすすめの方法の一つです。

③断食

断食によってオートファジーを活性化し小胞体ストレスを解消することができると言われています。(断食までは無理という場合でも、まずは空腹時間をしっかりと作るようにするだけでも〇)

④運動

適度な運動は、ミトコンドリアの新生を促します。ミトコンドリアも筋肉と同じで、使わなければ減ってしまいます。(廃用性萎縮)

⑤動物性たんぱく質の摂りすぎに注意

代謝機能が落ちているのに動物性たんぱく質を摂りすぎていると、小胞体ストレスが起こりやすくなると言われています。その理由は、動物性たんぱく質の方が人間の体に近いので、細胞の外に未消化の動物性たんぱくのペプチドがあふれていた場合、小胞体が「たんぱく質の在庫がまだある」と勘違いしやすく、新たなたんぱく質の出荷を止めてしまう、つまり、小胞体ストレスになりやすいのだと考えられています。
ただし、身体が元気で日ごろからたくさん運動していて、多くのたんぱく質を必要としているような人は、どんどんたんぱく質を供給した方が良いと言えるでしょう。

 

 

甲状腺機能と血液検査

甲状腺機能の低下症状

甲状腺は、栄養素をエネルギーにする働きをする臓器です。

甲状腺機能は副腎機能に大きな影響を受けるため、副腎疲労の人は甲状腺機能の低下も起きている場合も多くみられます。

甲状腺機能低下の典型的な症状として、乾燥した髪、まばらな眉、眼のクマ、眼のむくみ、乾燥肌、低体温、疲労感などが挙げられます。ただし、これら全部の症状が出るわけでもなく、気が付かないうちに甲状腺機能が低下している場合もあります。

 

甲状腺と関係するホルモン

甲状腺に関係するホルモンには、次のものがあります。

甲状腺刺激ホルモン TSH
甲状腺ホルモン FT3(遊離トリヨードサイロキシン)←活性度が高い。
FT4(遊離サイロキシン)

FT4はFT3に変換され、活性度の高いホルモンとなります。コルチゾールが多すぎる場合(つまり副腎疲労の反応期)T4からT3への変換が妨げられT3が少なくなり、甲状腺機能の低下が見られます。
さらに副腎疲労が進行しコルチゾールが低下すると(つまり副腎疲労の疲弊期)、T4は活性度の低いrT3(リバースT3)となってしまいます。

目安としては、TSHは1ぐらいが理想的です。TSHが多すぎる場合は甲状腺機能の低下があるため血中のFT4が減ってしまっているので、TSHをたくさん出して頑張っている状態であると推測されます。特に、TSH2以上は甲状腺機能低下の可能性があると考えられます。(ただし副腎疲労が進行すると低下することもあり)
そして、FT3の値は3ぐらい、FT4の値は1.5ぐらいが理想です。

尚、妊娠中は甲状腺機能が亢進するためTSHは低下します。

 

ヨウ素と甲状腺ホルモンについて

ヨウ素は甲状腺ホルモンの主原料となります。ヨウ素が不足すると甲状腺ホルモンの合成が損なわれ、 甲状腺機能低下症や、胎児においては死産や流産、先天性異常の原因となります。しかし、ヨウ素を過剰に摂取しすぎると、今度は逆に過剰なヨードが甲状腺機能を弱める結果となります。特に日本は海に囲まれた国なので、海藻(特に昆布とヒジキに多い)や魚介類を通じてヨウ素を過剰に摂取する機会は多いのかもしれません。
また、甲状腺疾患を持つ人がヨードを過剰に摂取することで甲状腺機能低下症を発症する可能性があるので注意が必要であるといわれています。また、バセドウ病を発症し治療を行っている人がヨードを摂取しすぎると、内服薬の効き目が弱くなることがあるようです。甲状腺ホルモンの産生を抑制するためにヨードの摂取を制限することもあります。

 

甲状腺機能低下による血液データへの影響

甲状腺機能が低下すると、コレステロール値は上昇する傾向が見られます。だだし、もともと低コレステロールの人はデータがマスクされてしまってコレステロール値が丁度よい値になっているというケースもあります。

甲状腺機能低下によって、コレステロール値だけでなく、MCVも上昇する傾向が見られます。一方、ALPは低下します。

 

甲状腺機能低下による血液データへの影響をまとめると、次の通りです。

コレステロール↑(上昇)

MCV↑

ALP↓(低下)

TSH↑(副腎疲労の人は低くなる場合もあり)

FT4↓

 

炎症を測る「高感度CRP」とは?

身体の慢性炎症を知る指標となる「高感度CRP定量」について説明します。

CRPとは

CRPとは、「C反応性たんぱく」と呼ばれるたんぱく質のことで、体のどこかに急性炎症が起こると、このたんぱく質が24時間以内に急増し、通常の濃度の1000倍もの濃度になることもあります。発熱を伴うような感染症や、風邪をひいていたりしても高くなります。

慢性炎症と「高感度CRP」

そして、動脈硬化やがん、うつ、認知症などの発症には、このような急性の強い炎症ではなく、小さな慢性炎症が関わっているということがわかってきました。慢性炎症があると、その細胞で活性酸素が慢性的に発生して、細胞を酸化させてしまいます。慢性炎症を起こすのは、高血圧、脂質異常、糖尿病、喫煙、肥満などです。「高感度CRP」では、このような小さな炎症を測ることができます。つまり、CRPが高値である場合、身体のどこかで微小な組織障害が起こっている状態であるということが予測されます。

高感度CRPの値は、0.05以下が望ましいとされています。

(ただし、CRP定量は、腸の炎症・脂肪肝・上咽頭炎などの慢性炎症があっても上昇はみられないと言われています)

慢性炎症と病気の関係

動脈硬化の指標は、コレステロールの値だけでなく、炎症のマーカーであるCRPの値も深く関係しており、CRPの値が高いほど将来的に心筋梗塞になる確率が高いということがわかっています。それ以外のメタボリックシンドロームも、炎症が深く関係しています。

また、例えば胃がんを引き起こすことで有名なピロリ菌ですが、実はピロリ菌自体の発がん性は低いけれど、菌が起こしている慢性の炎症ががんをひきおこしていると考えられています。同じように、C型肝炎による肝ガンの場合、C型肝炎ウイルス自体の発がん性は低いのにウイルスによって起こっている炎症が肝がんに関係していると言われています。最近は、うつ病などといった脳のトラブルも炎症が関係しているということがわかってきました。

また、口腔内のトラブルも、体内の炎症に関わりがあるということもわかっています。歯科医師である森永広喜先生の著書「全ての病気は口の中から」によると、広島大学などが行った共同研究の結果、重度の歯周病のある糖尿病患者に、抗菌剤を使ったし歯周病治療を行ったところ、糖尿病の目安となるヘモグロビンA1cが改善すると同時に、高感度CRP値が下がったとしています。また、森永先生自身の臨床経験からも、歯周病治療を行うことでCRPが改善するというデータが得られているのだそうです。つまり、歯周病治療によって、全身的な炎症が減るということが考えられるとしています。

 

「プロスタグランジン」と炎症

体内の炎症に対するアプローチには色々な方法がありますが、ここでは「プロスタグランジン」と炎症について考えていきたいと思います。

「プロスタグランジン」とは、体内で炎症反応をコントロールする物質です。細胞膜で脂肪酸をもとに作られ、その細胞やその付近で強力なホルモンのような働きをします。

プロスタグランジンの材料となるのは、アラキドン酸やEPAなどの脂肪酸です。アラキドン酸とEPAは、その分子構造の違いにより「オメガ6系」と「オメガ3系」に分けることができます。

オメガ6系脂肪酸から作られるプロスタグランジンと、オメガ3系の脂肪酸から作られるプロスタグランジンでは働きが異なり、互いに逆の作用を持ちます。オメガ6系由来のプロスタグランジンには、血管収縮、血小板の凝集、血圧を上げる、炎症促進などの作用があります。一方、オメガ3系由来のプロスタグランジンは、血管の弛緩、血小板の凝集を抑制、血液をさらさらにする、血圧を下げる、不整脈や凝血を防ぎ血流を良くして、心疾患などを予防する、炎症の鎮静化などといった働きを持ちます。
どちらのプロスタグランジンも生きていくために必要なものなのですが、オメガ3と6の間では、変換ができないため、両方の機能がしっかり働くためには、オメガ3と6をバランスよく摂る必要があります。(オメガ6とオメガ3の摂取量の比率は、1:1~4程度が良いと言われています)もしもどちらかだけに偏った食生活を続けると、体内のプロスタグランジンのバランスが崩れ、例えばオメガ6が過剰になれば、体内で慢性的に炎症や痛みがおこったり、血圧が高くなる、血液凝固しやすい、内臓の働きが弱る、アレルギー反応が起きやすい、など、様々な不調が現れやすくなります。

 

オメガ6系と3系脂肪酸を含む食品について

オメガ3の脂肪酸に分類されるのは、EPAの他にもフラックスオイルなどに多く含まれるαリノレン酸や、魚油などに多く含まれるDHAがあります。オメガ6の脂肪酸とは、植物油(コーン油や大豆油など一般的な植物油など)に多く含まれるリノール酸と、動物性脂肪などに多く含まれるアラキドン酸です。リノール酸は、揚げ物等の加工食品にも多く含まれます。アラキドン酸は、体内でもリノール酸から合成されます。

現代の食生活では高リノール酸植物油・肉・加工食品などといったオメガ6脂肪酸含有量の多い食品の摂取量が多く、オメガ3脂肪酸の摂取量が少ないため、オメガ6の過剰摂取とオメガ3の摂取不足が問題となりやすいので注意が必要です。(オメガ3系脂肪酸はとても酸化しやすいため、αリノレン酸を豊富に含む植物油を摂取する場合は、保存方法を気をつけたり、加熱せずに摂ることが望ましいです。)

尚、オメガ3系脂肪酸を人体が利用するには、体内でαリノレン酸をEPAやDHAに変換する必要があります。αリノレン酸のEPAやDHAへの変換率はごくわずかであるとも言われています。αリノレン酸がEPAに変換するためには、酵素が必要なのですが、それと同じ酵素がリノール酸の代謝にも使われるため、リノール酸を過剰に摂取していると、せっかくの酵素がリノール酸の代謝のために使われてしまうということになります。つまり、脂肪酸バランスを整えるには、脂肪の全体量の過剰摂取を避けた上で、αリノレン酸やEPA・DHAを意識的に摂ることを心がけるとよいでしょう。

 

 

血液検査の「血糖値」・「ヘモグロビンA1c」からわかることと、「低血糖症」について。

血糖値やヘモグロビンA1cとは何か、そしてそれらが高過ぎるとなぜ良くないのか、さらに、血糖値が下がりすぎる「低血糖症」とその対処法についてわかりやすく説明します。

“血液検査の「血糖値」・「ヘモグロビンA1c」からわかることと、「低血糖症」について。” の続きを読む