血液検査の「グリコアルブミン」からわかること

「グリコアルブミン」は通常の血液検査の項目には入っていないのであまり聞きなれないかもしれませんが、血糖値の状態をより正確に知るために使える項目です。

グリコアルブミンとは?

グリコアルブミン(GA)とは、グルコースとアルブミンがどのぐらいの割合で結合しているかを調べる項目で、ヘモグロビンA1cよりも最近(過去2~4週間ぐらい)の血糖値の平均を反映します。ちなみにヘモグロビンA1cは過去1~2か月ぐらいの血糖値を反映しますが、ヘモグロビンよりもアルブミンの半減期の方が短いので、グリコアルブミンの方がより最近の血糖の状態を反映します。(血糖値やヘモグロビンA1c、「低血糖症」についてはこちらもチェックしてみてください)

また、ヘモグロビン値が異常値を示すせいでヘモグロビンA1cが指標として使用できない、鉄欠乏性貧血、溶血性貧血、腎性貧血などといった疾患での指標として使うことができます。

ただし、「無反応性低血糖症」や、食事の回数が少ない場合は血糖値の平均値が低くなることがあるので、一概には言えません。また、ネフローゼ症候群、甲状腺機能亢進症、低アルブミン血症などでも低値になります。

逆に、肝硬変、甲状腺機能低下症、栄養障害、高ビリルビン血症などで高値になります。

グリコアルブミンの一般的な「基準値」は12~16%となっていますが、だいたい14.6~15ぐらいに収まっているのが理想的です。グリコアルブミンが高い場合、血糖値が高い状態が続いている、つまり糖尿病のリスクが高まります。逆に、グリコアルブミンが14を切るような場合は、食後3~4時間後の低血糖の可能性がかなり高いと考えられます。