ポリフェノールサプリメントの害について

抗酸化・アンチエイジング

ポリフェノールサプリの過剰摂取による弊害について。

ポリフェノールとは

ポリフェノールとは、植物に含まれる色素や苦味の成分で、ほとんどの植物に存在します。ポリフェノールの種類は5000種類以上もあるとも言われています。

例えば、緑茶のカテキン、ブルーベリーの『アントシアニン』、生姜に含まれる『ショウガオール』、カカオに含まれる『カカオポリフェノール』、赤ワインに含まれる『レスベラトロール』なども有名ですよね。

お酒を呑む人に人気のサプリとしてもよく知られているウコンの主成分である『クルクミン』も、ポリフェノールの一種です。

ポリフェノールには強い抗酸化作用があり、ストレスや過労、加齢などによって起こる酸化の害を防ぎ、身体を疲れにくくしてくれたり、老化を遅らせたりする効果が期待できると言われています。また、種類によってそれぞれ独自の機能があることも分かっています。

ポリフェノールサプリの過剰摂取がなぜ害になる?

ポリフェノールを積極的に摂取することは、身体にとって様々な良い効果をもたらすことが期待できる反面、ポリフェノールサプリなどの過剰摂取によって逆に悪影響を与えてしまうこともあるという報告もあり、注意が必要であると言われています。

なぜなら、ポリフェノールは体内で代謝されてフェノールという物質に変化します。フェノールは毒性のある物質なので、体内のフェノールが過剰になると様々な弊害が出てきます。特に、ストレス状態にある人や、代謝機能が滞っている人は、フェノールを代謝できずにこの悪影響を受けやすい状態になっているので要注意。代謝機能が滞る原因としては、様々なことが関係していますが、ストレスや、それによる消化機能の不調、腸内環境の悪化などは大きな影響を与える要素となります。

ポリフェノールの過剰によって起こる症状と対策

ポリフェノールの過剰によって起こる症状としては、疲労感や血糖コントロール能力の低下、情緒不安定、不眠などが挙げられます。

これらは副腎疲労と似たような症状ですね。

原因不明の体調不良を感じていて、ポリフェノールをたくさん摂り過ぎているような場合は、いったんポリフェノールを控えて2週間ぐらい様子を見てみると良いでしょう。

ただし、不調の原因は一つだけでないことの方が多いため、ポリフェノールをやめることで症状が完全に良くなるパターンは少ないかもしれません。また、ポリフェノールの抗酸化作用による恩恵もあるため、もちろん「ポリフェノール=悪者」というわけではありません。

とはいえ、ポリフェノールによる悪影響も十分に考えられることから、長期的に多量のポリフェノールばいのサプリを摂ることに関しては注意が必要であると言われています。

ポリフェノールに限らず、ただやみくもにサプリメントを摂るのではなく、自分の体調を見ながら、量や摂り方を調節しながら取り入れていくのはとても大切なことですよね!

 

 

 

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