片頭痛が母親から娘へ遺伝しやすい理由

片頭痛と酸化ストレスの関係

私たちの身体は、生きるために必要なエネルギー(ATP)を作り出すと時に酸素を使っています。この時、細胞の中でATPを生み出すエネルギー工場であるミトコンドリア内では、活性酸素が発生します。

活性酸素は生きていくうえで避けられないものですし、ウイルスなどを撃退するという良い働きもあるのですが、活性酸素が過剰に産生されると、脳の血管や脳細胞にも活性酸素が作用して、痛みを引き起こす生理活性物質の発生を促進します。これを、「酸化ストレスが強い状態」といいます。

ミトコンドリア活性がもともと低い人は代謝活性が低いので活性酸素も発生しやすく、酸化ストレスが強くなり、ちょっとした血流の変化によっても片頭痛などの症状も起こりやすくなってしまいます。

 

「疲れやすい」や「頭痛」は、母親の遺伝?!

片頭痛に悩む方の中には、母親も頭痛持ちだったり、母親が身体が弱く、その体質が自分にも遺伝していると感じている方が結構いらっしゃるようです。その理由の一つに、ミトコンドリアの遺伝が関係していると考えられます。

ミトコンドリアは独自のDNAを持っており、精子に含まれるミトコンドリアはすべて死滅し、卵子に含まれるミトコンドリアのDNAだけが子どもへと受け継がれるということが分かっています。つまり、ミトコンドリア機能に関しては、100%が母親からの遺伝ということになるのです。

ミトコンドリア機能が低いということは、エネルギーを生み出す力が弱いということですので、疲れやすいと感じたり、様々な不調を引き起こしやすい状態であると言えます。

特に、男性に比べて女性のほうが脳内のセロトニン合成量が少ないため、片頭痛などの症状を引き起こしやすいと言われています。また、女性の月経周期に伴うホルモンの変化がセロトニンに影響を与え、片頭痛を引き起こすケースも多くみられます。

さらに、筋肉量の少ない女性は首の血流も悪くなりやすく、それが片頭痛の要因となっていることもあります。

 

このような理由から、母親のミトコンドリア機能の低く、その体質が娘に遺伝し、片頭痛などの症状を引き起こしている場合があるというわけです。

 

片頭痛を予防するためだけでなく、私たちが元気で活動するためにはミトコンドリアの元気が欠かせません。ミトコンドリア機能が気になる方はぜひ、「ミトコンドリア機能をアップさせる方法」を実践してみてください。

 

 

 

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