「このままじゃだめだ!」と思ったときにおすすめの本

★おすすめ本

面白い本を見つけたのでシェアします。

今の生き方に満足していますか?

突然ですが、あなたは今、自分の生き方に満足していますか?

身体の不調がある場合、私たちは何が原因なのだろうか、と考えますよね。ストレスのせい?生活習慣?食生活?腸内環境?運動不足??

そして、忘れてはならないのが、心の問題です。

なぜなら、心と身体はまさに一心一体なので、心が元気でないと、身体も元気ではいられないからです。

悩み事があるときは頭痛がしたり、肩こりがひどくなったり、おなかの調子が悪くなりやすかったり、ということは、だれもが経験したことがあると思います。

ハッキリとした悩み事がなかったとしても、人生の中で、なんだか道に迷ってしまったような気持ちになったことはありませんか?

このような状態に陥ってしまうのは、栄養学的に言えば、腸内環境が悪いから、とか、ビタミンB不足でセロトニンが足りなくて、幸福感が低い、などといった感じで説明をすることができます。

しかし、そんな意見もあながち間違いではないとは思うけれど、もっと根っこの部分に、もっと深い心の問題があるような気もします。

「このままじゃダメだ と思っているあなたへ 劇的に人生を変える6つの質問」を読んでみた。

「このままじゃダメだ!」と思ったときにおすすめなのが、題名がそのものの「このままじゃダメだ と思っているあなたへ」(ジョゼフ ノヴィンスキー)という本。

この本の中では、過去の自分を振り返り、自分の本当の「中核的人格」を掘り下げることが必要であるということが述べられていました。

例えば、虐待やトラウマを受けたことがある場合、過去についてある程度時間をかけて考えたり話したりすることは極めて重要であると言われています。

そういった過去の経験が原因となって、人生の重要な局面で行き詰ってしまうことがあるからです。そのような場合は、潜在意識のなかにある感情を表に出すことで、そんな過去から自分自身を解放する必要があると考えられています。

そのような経験がない人でも、過去を分析することはそれなりに意味のあることだと言われています。

もちろん、過去ばかり見ていても、それは自分の進む道への手掛かりとはなるものの、進む道の代わりにはなりません。

とはいえ、過去の自分や周りの環境について考え、自分の「中核的人格」を掘り下げてみることは、人生に迷ったときの道しるべを見つけるためのきっかけを作り、前を向いて将来に目を向けていくために大きく役立つことがあるといいます。

自分らしく生きる手掛かりとなる「質問」とは

「中核的人格」とは、私たちが元来生まれ持った気質や才能のことです。

気質とは、内向的であるか、または外向的か、慎重派か、冒険派か、協調的か、攻撃的か、傷つきやすく優しい性格か、環境に順応しやすく立ち直りが早いか、身体を動かすのが好きか、頭脳派か、衝動的に行動するタイプか、計画的か、などといったことを表します。

「才能」とは、いわゆる得意なこと、例えば得意な教科や特技、「人づきあいが得意」とか、「創造的なことが得意」といったようなことです。

そして、私たちの中核的人格は、生まれた瞬間から、外部から様々な影響を受けることで変化していき、大人としての人格が形作られていきます。

むしろ、生まれ持った気質とは全く正反対の人格のように見える人も多いかもしれません。

「このままじゃダメだと思っているあなたへ」によると、「多くの人びとは成長していく過程で、周囲からの期待と、自分自身の欲求と板ばさみになり、自分はこういう人間だというはっきりとした自覚=アイデンティティを築き上げるために、長い間苦しい闘いを続けることになる」と述べています。

もちろん、他人からの期待と自分の欲求とをうまく調和させることができる人も中にはいますが、たいていの人は気が付かないうちに「自分」という人間の定義づけを他人に任せて、家族や社会から自分への期待に精一杯応えようとして、理想的な自分のイメージを再現しようとして努力するけれど、そのイメージが自分たちの外側から生まれたものであることにはほとんど気づいていないのです。

このことが、混乱と不安と、自己肯定感の低さや、人生の中での不満足感を生み出してしまうことがあります。

たとえ、両親や周りの人たちの言動がどんなに善意に基づいていて、子どものことを思ってのことだったとしても、です。

また、私たちが周囲の期待に屈してしまうほとんどの場合は、気づかないうちに心に深く植え付けられていると言います。

なぜなら、「私たちの将来を方向付けようとする人たちがその考えをあからさまに示すことは、めったにない」のだそうです。

こうして知らないうちに、他人が作り上げた人生のビジョンに従って、あてもなくさまようことになるか、そのビジョンが自分のものであるのだということを、時間をかけて自分に納得させる努力をしている人もいるといいます。

この本によると、わたしはどんな人間であるべきか」と考えるのではなくて、「わたしはどんな人間だろう」という質問に対する答えを考えることこそが、自分の道を見出すため方法のうちの一つであるとしています。

自分らしく生きよう!

他人の作り上げたビジョン、というか、無意識のうちに、「周りの人はきっと私がこうすることを望んでいるに違いない」という思い込みに基づいて作られてしまったビジョンを生きるのではなく、本当の自分のビジョンを生きることこそが、自らの幸せにつながるということですね。

この本では、「わたしはどんな人間だろう」という質問の他にも、

・物やお金への愛着よりも、人との関りこそが大切であること
・地位や肩書きよりも自分の「居場所」こそが大切であること
・「自分にはどんな価値があるか」を考えるよりも、「だれが自分を愛しているか」を考えること、
・周りの賛同を得るためではなく、「どうすれば自分に素直に生きることができるだろう」と考えること

これらのことを考え続けることで、自分のビジョンを持った人生を生きることができるようになるということも書かれていました。

これらのことが、「あまりピンとこない」という人は、もしかしたら無意識のうちにこれらのことを実践できていて、もうすでに人生のビジョンが明確になっているラッキーな人なのかも。

逆に、今の自分の生き方に疑問を抱いていて、これらのことに「ピン!とくる」という場合は、今、自分自身を見つめなおし、人生をより良い方向へと踏み出すチャンスが来ているのかもしれません!!

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