悩みを解決するには「心のプログラミング」を変える必要がある?!どっきりグランプリのひぐちくんを見て思ったこと

以前、テレビの『ドッキリGP』(ドッキリグランプリ)という番組で、

『芸能界一で催眠術にかかりやすい』という「髭男爵」のひぐちくんに、

催眠術でドッキリの記憶を消して同じドッキリの『無限ループ』の実験をするという企画をやっていました。

 


↑「ルネッサーンス!」のひぐちくん。

 

企画の内容は、ひぐちくんがニセの健康系の番組で健康診断をするということで、

①番組スタッフの自己紹介

②これから健康診断を受けることに関して簡単なインタビューに答える

③尿検査をするためにトイレに入った瞬間、火薬を積んだネズミの『チューチュートレイン』がやってきて爆破されて、無事ドッキリ成功!

④ネタバラシ

⑤最後に感想を聞いて終了。

といった流れで、ここまでは普通のドッキリでした。

で、その後に驚愕の
『無限ループ』が始まるんです。

どういうことかというと、

収録を終えた(と思っている)ひぐちくんが部屋を出ると、催眠術師の十文字さんが待ち伏せしていて、その場で

『はい、眠って〜!』

の掛け声と共に、その場で眠ってしまうひぐちくん。

眠っている間にさっきまでの記憶を消され、気がつくと楽屋のソファで居眠りしていて目覚まし時計で起きると、

①さっきの健康番組のスタッフからの自己紹介

②インタビュー

③トイレでドッキリ

④ネタバラシ

⑤感想インタビュー

そして再び催眠術で眠らされてドッキリの記憶を消され、気がつくと楽屋のソファで居眠りしていて目覚まし時計で起きる

という、無限ループ、、、、。

番組を見ていない人は信じられないかもしれないけど、ひぐちくんは本当にさっきのドッキリの記憶が消されてしまっている様子で、

毎回同じインタビューに同じように答え、

同じように『チューチュートレイン』に驚き、

同じようにリアクションして、

同じように感想を述べ、

また催眠術にかかって眠る

という無限ループを、

ドッキリで使う火薬が尽きるまで、なんと8回も繰り返したんです

私は今まで

「催眠術」ってちょっと怪しいし、バラエティ番組などでもよく出てくるけど正直、「ヤラセ」なんじゃないかと思っていたんですが、、

今回のひぐちくんに関してはたぶん本当っぽくて、

大爆笑だったけど、催眠術にかかりまくる様子がちょっと怖くて鳥肌が立ってしまう感じでした。

そんなこんなで実験は大成功!!ということで、最後に全部のネタバラシをしてこの企画は無事終了したものの、そんなに何回も記憶を消されちゃって大丈夫なんでしょうか??

番組の説明によると、ひぐちくんは特別に催眠術にかかりやすい体質らしく、催眠術にかかった後に体調不良になったりすることもないそうですが、、、。

さすがにあんなにやられたら脳のどこかがおかしくなってしまうのでは??

と、若干心配になってしまいました。

それにしても、

あんな風に人を眠らせたり記憶を消したりできてしまうなんて、衝撃的です。

そしてもう一つ、とてもビックリしたのが、ひぐちくんが何度も何度も同じ状況に置かれた時に、見事に同じような言動を繰り返すことでした。

記憶を消されたひぐちくんがアドリブで話すセリフも、リアクションも、表情も、本当に笑ってしまうぐらい、毎回毎回、見事にほぼ同じだったのです。

あのひぐちくんの様子を見ていると、

人間って、その場で考えて自分の意思で感じたり行動したり発言をしているようなつもりになっているけど、実は頭の中に

『こういう場合はこういうリアクションをする』

『こういう場合はこういうセリフを言う』 

『こういう場合はこう感じる』

といった感じで、

人それぞれの「プログラミング」が既に出来上がっていて、
私たちはその既存のプログラミングに沿って行動や発言を行なっている

ということを目の当たりにした気がします。

例えば、ある人が

『自分を変えたい』とか、

『行動や習慣を変えたい』

『人生の流れを変えたい』などと

思っていたとしても、

その人にあれだけ強固なプログラミングが既に出来上がっているのだとすると、よほどのことがない限り自分の心や言動を変えていくことはかなり難しいのではないか

と、思うのです。

心理学的にも、

人は過去の記憶に基づいて無意識のうちに物事を自分なりに捉えることで、
過去に感じたことがある感情を引っ張り出してきて「今の感情だ」と感じている

と言われています。

要するに、私たちの中にはこれまでの経験を通して作り上げられた「心のプログラミング」が存在するということです。

ということは、

感情や行動パターンを変えるためには、

既存の心の「プログラミング」を書き換えて、
自分が持っている『捉え方』を変える必要があるということです。

本来、心の「プログラミング」は、スムーズに物事を考えたり行動するために作られているはずのものなのですが、それが原因で無意識のうちに自分にとって「足かせ」となっているケースも多々あります。

例えば、

・仕事のことや人間関係のことで悩んでいる
・自分に自信がなくて行動できない
・自己肯定感を上げたい

このような悩みがある場合、

小手先の技術を使ってなんとかしようとするのではなくて、

そもそもその原因をつくっている心の「根っこ」の部分に対して心理的なアプローチを行って「心のプログラミング」を変えていくことが効果的だと思われます。

というより、「心のプログラミング」を変えない限り、悩みの根本的な解決はできないのではないでしょうか。

子どもの頃から大人になるまで強固作り上げられてきた心のプログラミングを変化させるには、

人生の中で起こる様々な出来事の影響によって自然に書き換えられていく

という方法もあるかと思いますが、どのぐらい時間がかかるかわからないし、何か劇的な出来事でもない限り変化は難しいかもしれません。

そこで、自分の心の根っこの部分に大きな変化がほしいという場合は、心理カウンセリングなどによる心理的アプローチを行うことがおすすめです。

心理的アプローチによって思考パターンや意識レベルを変化させると、心理面だけでなく体調面へのプラスの変化も期待できます。

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