消化吸収を改善し体調を整えるために今日から取り組める簡単で大事なことについて。
「ちゃんと食べているのに、なんとなく疲れる」
「栄養には気をつけているのに、体調が安定しない」
そんなとき、食べているものだけではなく、「食べたものをきちんと消化・吸収できているか」という視点も大切です。
なぜ消化吸収が大切なのか?
私たちの身体は、食事から摂った栄養素を材料にしてつくられています。
それは、脳も例外ではありません。
神経細胞が正常に働くためにも、
たんぱく質やビタミン、ミネラルをはじめとする、
さまざまな栄養素が必要です。
・イライラしやすい
・気分が落ち込みやすい
・疲れやすい、眠りにくい……
といった不調を考えるときにも、栄養状態は無関係ではありません。
では、足りない栄養素をたくさん食べれば、それで解決するのでしょうか?
実は、そう単純ではありません。
食べたものは、そのまま身体の材料になるわけではないからです。
まず胃や腸で消化され、吸収されてはじめて、身体の中で利用できる形になります。
つまり、
「何を食べるか」だけでなく、「食べたものをきちんと消化・吸収できているか」
も大切なのです。
さらに、消化管の働きは
自律神経やストレスとも関係しています。
強いストレスが続いていると、食欲や胃腸の働き、睡眠など、さまざまな身体の機能に影響することがあります。
だからこそ、身体を整えようと思ったとき、
- 食事内容
- 栄養状態
- 胃腸の状態
- 睡眠
- ストレス
- 運動
- 身体の使い方
などを、それぞれ別々に考えるのではなく、一つの身体として考えていくことが大切です。
とはいえ、
「食事を見直して」
「睡眠も改善して」
「運動もして」
「ストレスも減らして」
「腸内環境も整えて……」
と、最初から全部やろうとすると大変ですよね。
そこで、今日から手っ取り早くできることを一つだけ挙げるなら――
「よく噛んで食べる」
ものすごく基本的なことですが、
実はとても重要です。
「なあんだ。そんなことか。」
と、思った方こそ、もしかしたら、あまり噛まずに食べてしまっているかもしれません!
一度、自分が普段どれくらい噛んでいるかを意識してみてください。
よーく噛んで食べよう!
食べ物をしっかりと消化、吸収することは、何よりも大切なことのうちの一つです。
消化吸収のためにはもちろん、胃腸の状態を整える必要がありますが、
意外と忘れがちなのが、消化の第一段階である咀嚼。
咀嚼によって、食べたものを物理的に分解すると同時に、
「唾液アミラーゼ」によって化学的にも消化を助けます。
さらに、噛むことが刺激となって
胃から先の消化機能の活性化を誘発することにもつながります。
特に、日本人は胃酸の量が少なく消化が弱い人が多く、
年齢と共に消化力が落ちていくことを考えると、
まずは「しっかり噛む」ということはかなり重要です。
まずは、自分が一口につき何回ぐらい噛んで食べているか、意識してみましょう。
一口につき、
最低でも20回、できれば30回ぐらい、ものによってはもっとたくさん、
とにかく「しっかりと噛む」ということを心がけることをおすすめします。
「栄養対策」というと、
特別なサプリメントや難しい食事法を思い浮かべるかもしれません。
もちろん、食事だけでは補いにくい栄養素をサプリメントで補うことも、一つの方法です。
でも、その前に見直したいのが、
「食べる」→「消化する」→「吸収する」
という、身体の基本的な仕組みです。
どんなに良いものを食べても、
消化・吸収がうまくいかなければ、その栄養素を身体が十分に利用することはできません。
だからこそ、まずは特別なことをする前に、
よく噛んで食べる。
ゆっくり食事をする。
こうした基本を大切にしてみてください。

