「何を食べるか」よりも大切なこととは?!

健康を維持するための栄養の考え方

「食生活」について考える時、皆さんは何を意識しますか?

まずは、「何を食べるか」そして「どのぐらいの量食べるか」を考えますよね。

でも、実はそれだけでは十分ではないのです。

なぜなら、食べ物を口の中に入れただけでは、まだ、本当の意味で体内に入ったわけではないからです。

食べたものが体内で消化・吸収されて、適切な状態で細胞にまでしっかりと届けられて初めて、体内に入ったと言えるのです。

 言われてみれば、すごーく当たり前のことなのですが、ついつい見逃しがちな点でもあります。

 消化吸収に影響を与えるものとは、栄養素の摂取状況はもちろん、胃や腸の状態、内外分泌腺の状態、体内の酵素の状態、精神状態などが複雑に絡み合っているので、単に「栄養所要量を満たしているからOK!」とはいかないのです。

また、その人の体質によっても、栄養状態は大きく変わってきます。

 人それぞれの遺伝情報や生活環境、食習慣、ストレス状態、子どもの頃から食べてきたものなど、人によって違いがあります。

だから、誰かにとって良い方法でも、それが他の人にとって最適な方法とは限らないのです。

 つまり、人によって「体質」が違うので、その人に合った食事法や健康法も様々であるというわけです。

「心」と栄養

 そして、忘れてはならないのが、「心」の問題です。

 私たちの身体は、単に物質として存在しているのではなく、目には見えない「心」の状態から多大な影響を受け、健康状態が大きく左右されています。

心の状態によって左右されるのは、

自律神経やホルモンバランスだけでなく、

体内で日々作られている細胞の遺伝情報にまでも影響が及びます。

 例えば、同じものを食べても、それが身体にとってプラスになるかマイナスになるかということも、その人の心の状態によって変わり得るということです。

また、どんなに良い食事を摂って健康的な生活を送っていたとしても、精神的ストレスが大きい時には体調を崩してしまうこともあります。

過去の出来事や、自分の心の在り方が身体に大きな影響を与えているケースも非常に多くみられます。

逆に、自分の身体の栄養状態や自律神経やホルモンバランス、細胞の状態によって、心の状態は大きく左右されます。

まさに、心と身体は一心同体!

 だから、体の状態をより良くするには、食事を見直すだけでなく、「心」の影響を重要な要素の1つとして捉えながら、生活習慣全体を見直すことが、とても大切!!

 これらの点を踏まえた上で、食生活について考えていきたいと思います。

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