ビタミンCをしっかり摂ると美容や健康に役立つといわれていますが、実際にどのぐらいの量を摂れば良いのでしょうか。
ビタミンCの一日の必要量はどれぐらい?
厚生労働省が定めたビタミンCの一日の所要量は100㎎とされています。これは欠乏症である壊血病を防ぐために最低限必要な量です。これは、野菜や果物など、食事から摂るべき量と考えると良いでしょう。
それに加えて、さらに健康増進や美容効果を期待する場合は、意識的にもっとたくさんのビタミンCを摂った方が良いと言われています。
美容目的や健康増進を目的として摂る場合の摂取量は、個人差はありますが一日500㎎~2000㎎程度であると言われています。これだけの量を食事だけから摂るというのはかなり無理がありますので、ここでサプリメントの出番です。
ビタミンCサプリの必要性について
しかし、そもそも栄養摂取は食事から摂るのが基本と言われているのに、わざわざサプリメントでビタミンCを摂る必要が本当にあるのでしょうか?
この疑問に対して、栄養療法の世界的権威であるジョナサンライト医師は、「ビタミンC欠乏は、人間の遺伝的宿命である」としています。→詳しくはこちら
特に、「ビタミンCをたくさん摂るべき人」に当てはまる方は、意識的にビタミンC摂取量を増やしたほうが良いと考えられます。
料理にも使えるビタミンC粉末
ビタミンCサプリには錠剤や粉末などいろいろなタイプがあります。例えば、純粋な結晶のビタミンC(粉末=ピュアクリスタル)もあります。粉末なので炭酸水に混ぜて飲んだり、そのままスプーンに入れて水と一緒にパフっと飲んでしまうこともできます。ただし、その場合はビタミンCの酸が直接歯につかないように、舌の真ん中に入れる感じにすると良いでしょう。
ミキサーで果物ジュースを作る方は、ビタミンCの粉末を振りかけてから作れば果物のビタミンC破壊を防いでくれますし、醤油に混ぜて酢醤油ならぬビタミンC醤油にすることもできます。焼酎の水割りに入れるのもおすすめです。他にも、工夫次第で色々な使い方ができそうですよね(*^^*)
もちろん、粉末の酸味が苦手な方は普通にカプセルや錠剤で摂ると良いでしょう。
ビタミンCのおすすめの摂り方
ビタミンCサプリを摂るのには、ちょっとしたコツがあります。
ビタミンCは一度にたくさん摂っても吸収されにくくなってしまいますので、一日の摂取量を3回に分け、三度の食事の時にとるのが効果的です。
食事のすぐ後に摂ることで、ビタミンCの働きで鉄分や亜鉛など重要なミネラルの吸収も助けてくれますし、胃に食べ物が入っている状態であればビタミンCの酸が下痢を起こす心配もありません。
ちなみに、風邪のひき始めにがっつり免疫力を高めて早く治したい!!という時であれば、起きている間は1時間おきに1000㎎のビタミンCを摂り続けるという方法で、血中のビタミンC濃度が高い状態をキープするのがおすすめです。
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