分子栄養学と血液検査②

昨日のブログからの続きです。

 

血液検査のデータから栄養状態を知ることができたら、それをどのように活用すれば良いのでしょうか。

 

例えば、「たんぱく質不足」だということがわかった場合には、たんぱく質食品をたくさん食べ、ビタミンが足りないとわかった場合には、ビタミンのサプリメントを摂ればOK!ということになるのでしょうか?

 

単純に、栄養素の摂取量が少ないことだけが問題なのであれば、それでも良いかもしれません。食事内容を見直した上で、食事だけでは足りないものに関しては、サプリメントを上手に活用することも有効な方法の一つであると言えるでしょう。

 

しかし、その前に、忘れてはならないのが、なぜ、たんぱく質やビタミンが体内で不足してしまったのかを考えることが大切です。

 

なぜなら、食べ物を「摂取」するということと、それが体内に「吸収」されて実際に体内の細胞にまで入るということは、大きく違います。「摂取」するだけでは、食べ物を口の中に入れただけで、まだ体内には入っていません。一方、「吸収」とは、食べたものが消化・分解されて、体内に取り込まれたということを意味します。

 

胃酸が不足しているせいで消化が悪く、食べたものを十分に分解できていないのかもしれないし、腸に炎症が起きているせいで栄養素の吸収が悪くなっているのかもしれないし、重金属が体内に蓄積しているせいで栄養素の代謝が阻害されているのかもしれないし、これらの原因がお互いに影響しあっているのかもしれないし、そもそも、なぜ胃酸が不足してしまうのか?なぜ腸に炎症が起きているのか?なぜ重金属が蓄積しているのか?ということになるわけです。

 

「何を食べるか」よりも、いかに「消化、分解、吸収」するか。

 

そして、それをいかに代謝させるか、ということが、ものすごく大切であるということですね。

 

 

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